CSS で Arial Narrow を使う:font-family スタックと @font-face のコード
最終確認: / ArialNarrow.com 編集部
結論から言うと
font-family: 'Arial Narrow', 'Liberation Sans Narrow', Arial, sans-serif; と書きましょう。Office を持っている閲覧者には本物が、Linux ユーザーには文字幅が同じクローンが、それ以外の人には Arial が表示されます。すべての閲覧者に Arial Narrow を見せたいなら、Monotype の Web ライセンスを購入し、@font-face で自前ホストします。日本語サイトでは、和文用に游ゴシックや Noto Sans JP などをスタックの後ろに加えておきましょう。
1. 基本の font-family 指定(ライセンス不要)
この方法は無料で、ライセンスも不要です。フォント名を指定するだけで、閲覧者のブラウザが自分の端末にインストールされたコピーを使います。
.text-arial-narrow {
font-family: 'Arial Narrow', Arial, sans-serif;
}
.text-arial-narrow-bold {
font-family: 'Arial Narrow', Arial, sans-serif;
font-weight: 700;
}フォールバックの順番に注目してください。Arial Narrow のない macOS や Linux のブラウザは、まったく無関係な書体ではなく、通常の Arial(またはメトリック互換の代替フォント)にすぐ切り替わります。
2. @font-face の実装(ライセンス取得済みの Web フォント)
すべての閲覧者に同じ表示を見せたいですか? Monotype の Web ライセンスを購入し、ファイルを WOFF2 に変換して自前でホストし、次のように宣言します。
@font-face {
font-family: 'Arial Narrow';
src: url('/fonts/ArialNarrow.woff2') format('woff2');
font-weight: 400;
font-style: normal;
font-display: swap;
}
@font-face {
font-family: 'Arial Narrow';
src: url('/fonts/ArialNarrow-Bold.woff2') format('woff2');
font-weight: 700;
font-style: normal;
font-display: swap;
}font-display: swap を指定すると、ファイルのダウンロード中も文字が表示されたままになります。理由は下のよくある質問で説明しています。
3. クロスブラウザのフォールバックスタック
このスタックは、最も近いフォントから最も汎用的なフォントへと並べてあるので、どの OS でも手持ちの最適なフォントが選ばれます。
font-family: 'Arial Narrow', 'Liberation Sans Narrow',
'Helvetica Neue Condensed', Arial, sans-serif;Liberation Sans Narrow は Linux、Helvetica Neue Condensed は Mac(太字のみ。macOS には Condensed Bold と Black しかないため)を受け止め、Arial, sans-serif がそれ以外をカバーします。
4. ブラウザの対応状況
@font-face と font-display は、Chrome・Firefox・Safari・Edge の現行バージョンすべてで対応しています。実際に気にするべきなのはフォント形式だけです。.woff2 をメインの形式にし(ファイルサイズが最小で、現代のブラウザすべてが対応)、.woff のフォールバックは 2016 年ごろより前のブラウザに対応する必要がある場合だけ追加しましょう。
ライセンスに関する重要な注意
Windows のフォントフォルダーにある TTF を Web サーバーにアップロードしてはいけません。Office のライセンスは Web への埋め込みを対象としておらず、フォントメーカーはライセンスなしで自前ホストしているサイトに実際に権利侵害の通知を送っています。Arial Narrow の Web ライセンスのルール → ライセンスの手間を省きたいなら、 見た目の近い無料の Google Fonts →
よくある質問
font-family: "Arial Narrow" が Mac や Linux で別のフォントになるのはなぜ?
ブラウザが使えるのは、閲覧者の端末にあるフォントだけです。Arial Narrow は Microsoft Office に付属しているので、Office のない Mac やほとんどの Linux マシンにはありません。ブラウザは何も警告せずにフォントスタックを下へたどり、次に見つかったフォントを使います。Linux なら Liberation Sans Narrow、Mac なら通常の Arial になることが多いです。
font-display: swap は実際に何をしている?
まずフォールバックフォントで文字をすぐ表示し、Web フォントが届いたら切り替えるようブラウザに指示します。指定しないと、ファイルのダウンロード中、最大 3 秒ほど文字を隠すブラウザもあります。小さなレイアウトのずれと引き換えに、すぐ読める文字が手に入るので、ほぼ必ず指定する価値があります。
読み込みを速くするためにフォントファイルをサブセット化できますか?
ライセンスで改変が認められていれば可能です。fonttools の pyftsubset や glyphhanger で、ギリシャ文字やキリル文字など使わない文字を取り除くと、WOFF2 ファイルは半分以下になることもよくあります。そのうえで @font-face に unicode-range を追加すれば、必要なときだけブラウザが読み込みます。
Google Fonts から Arial Narrow を読み込めますか?
できません。Google Fonts が配信するのはオープンソースのフォントだけで、Arial Narrow はプロプライエタリです。Google が配信している中で最も近いのは、Roboto Condensed、Archivo Narrow、Barlow Condensed です。