Arial Narrow と Helvetica Condensed の見分け方
最終確認: / ArialNarrow.com 編集部
結論から言うと
ぱっと見はよく似ていますが、Helvetica Condensed はカーブの終わりを水平に、Arial Narrow は斜めにカットしています。見分けるには大文字の R と G を確認しましょう。Arial Narrow は Microsoft Office に付属し、Helvetica Condensed は Linotype(現在は Monotype の一部)の有料フォントです。
見分けるポイントになる文字
| 文字 | Arial Narrow | Helvetica Condensed |
|---|---|---|
| R | 脚がボウル(丸い部分)から斜めに蹴り出す。 | 脚がほぼ真下に、わずかにカーブして下りる。 |
| G | スパー(ひげ)がなく、カーブがそのまま終わる。 | 右下に小さな縦のスパーがある。 |
| t | 縦線の上端が斜めにカットされている。 | 上端が水平にまっすぐカットされている。 |
| a, c, e, s | カーブの終わりが斜めのカット。 | カーブの終わりが水平なフラットカット。 |
2 つの書体、ひとつのライバル関係
のちに Helvetica となる書体は、1957 年にスイスでマックス・ミーディンガーとエドゥアルト・ホフマンが描いたものです。ファミリーの拡大とともにコンデンス版も加わりました。1980 年代には Helvetica は PostScript プリンターの標準フォントとなり、そのライセンスには費用がかかりました。
それに対して Monotype が 1982 年に送り出したのが Arial です。Helvetica と文字幅をそろえたので文書のレイアウトは保たれ、字形は Monotype 独自のものでした。その後 Microsoft が Windows に Arial を採用したため、今では多くの人が Arial Narrow を持ち、Helvetica Condensed はデザイン事務所のフォントであり続けているのです。
| 項目 | Arial Narrow | Helvetica Condensed |
|---|---|---|
| 由来 | Monotype、1982 年(Arial ファミリー) | Linotype / Haas、1957 年からの Helvetica ファミリー |
| 性格 | やや柔らかく、斜めのカット | フラットで均一、より硬質 |
| ウェイト | Regular、Bold + イタリック | Neue Helvetica では Light から Black まで |
| 費用 | Microsoft Office に付属 | 有料ライセンス |
| Mac での扱い | Office かライセンスがある場合のみ | Condensed Bold と Black を標準搭載 |
どちらを使うべき?
- Arial Narrow:Microsoft Office が仕事の中心で、チーム全員がすでに持っているフォントを使いたい場合。
- Helvetica Condensed:ブランドガイドが Helvetica を前提にしている場合や、2 つ以上のウェイトが必要な場合。
- どちらでもない:Web で無料で使いたい場合は、Roboto Condensed か Archivo Narrow を試しましょう。
よくある質問
Arial Narrow は Helvetica Condensed のコピーですか?
コピーではありません。プリンターでどちらとも置き換えられるよう、Monotype は Arial の文字幅を Helvetica とそろえましたが、字形は自社の古いグロテスク書体をもとに描いています。上の表のとおり、字形は細かな点で数多く異なります。
macOS に Helvetica Condensed は入っていますか?
macOS には Helvetica Neue Condensed の Bold と Black が入っていますが、標準ウェイトのコンデンスはありません。そのため、Mac で Arial Narrow Bold の見出しは代用できても、通常の本文の代わりにはなりません。
印刷に向いているのはどちら?
どちらもきれいに印刷できます。デザイナーは、より均一で水平にカットされた仕上がりの Helvetica Condensed を好むことが多いですが、Office を持っていれば Arial Narrow には追加費用がかかりません。表の小さな文字では、ほとんどの人は見分けられません。